2012年 02月 03日
2010 第6回 ガイド会 次世代ガイド展 |
「かくれんぼ」
和名:アオサハギ 学名:Brachaluteres ulvarum 比較的浅い水深の海藻、ウミトサカ類、ウミシダ類やサンゴ等に寄り添うように暮らしています。 このようにいろいろな色彩のホストに寄り添って暮らしているので、さまざまなシチュエーションで観察や撮影が出来るかわいいやつです。 ファインダーをのぞいてピントを合わしているときにそのクリクリとした目で見つめられるとメロメロになってしまうこと請け合いです!
また、産卵期にはいつもは臆病なくせに、体色を変化させ鰭という鰭を全開に広げながら積極的にメスにアピールするオスの勇姿も一見の価値ありです!
「モノクローム」
和名:バサラカクレエビ 学名: Periclimenes amboinensis 多彩な色彩を持つウミシダ類に共生し、その共生するウミシダ類の色彩にあわせて自らの体色を同化させ擬態しています。バサラカクレエビのバサラ(婆娑羅)とは、調べてみると南北朝時代、戦国武将などの人の目を驚かす派手な衣装、粋なふるまいが、動乱期の美意識、価値観を端的にあらわし、当時の流行語にもなったといわれているそうです、その派手にまとった衣装からこのバサラカクレエビと名がついたのでしょうね。 しかし、この白黒のウミシダに白黒のバサラカクレエビの組み合わせは持っていたイメージを、いい意味で覆してくれました。
「こんにちは!」
柏島 西村 直樹
和名:マツバギンポ 学名:Mimoblennius atrocinctus 水深の浅い岩の上などにあるフジツボの殻の中やイシゴカイの仲間の住んでいた穴などを利用して身を隠していますが、他のギンポの仲間と違い比較的外に出て餌をとっていたりするのをよく見かけます。すばやく逃げ込めるようにでしょう数箇所逃げ場所となるフジツボの殻や岩の隙間を持っているようです。 和名のマツバギンポとは、眼のすぐ上の皮弁が松葉に似ていることから由来しているようです、個人的にはこの写真にも写っているのですが、背中に小さく生えている2枚の皮弁が小さな天使の羽のように見えてとてもキュートなんですよ。
by polepoledive
| 2012-02-03 17:59
| ガイド会次世代ガイド展